貧乏な子ども時代の記憶と、バーナー風呂の話

貧乏育ちエピソード

ここからは、少し過去をさかのぼって
私の子ども時代のことを、ぽつぽつと綴っていきたいと思います。

両親の離婚と、始まった5人暮らし

物心ついたのは、だいたい3歳くらいのころ。
ちょうどそのころ、両親は離婚していました。
母に引き取られた私は、妹と一緒に母方の祖父母の家へ引っ越すことになります。
祖父母、母、妹、そして私の5人暮らしの生活が始まりました。

古びたアパートと「バーナー風呂」という謎設備

築35年の3DK、家賃6万円の家

住んでいたのは、地方都市のターミナル駅から徒歩10分の古いアパート。
当時ですでに築35年ほど、3DKで家賃は6万円くらいだったようです。

和式トイレと、バーナー風呂の衝撃

部屋はすべて和室で、トイレは和式。
お風呂に至っては、なんと「バーナー風呂」でした。

──みなさん、バーナー風呂ってご存知ですか?
五右衛門風呂でもなく、バランス釜でもなく、「バーナー風呂」です。
シャワーも付いていません。水を張って、バーナーのような火で温度を調整しながら、
桶でお湯を汲んで、頭や体を洗うという仕組みです。

いま検索しても、なかなか画像も出てこないんですよね。
当時でもかなりレアだったと思います。

だからなのか、私は数年に一度、ふと思い出してバーナー風呂を検索する癖があります。
なんとなく、おもしろくて愛おしい思い出なんですよね。

やっと通えた保育園と、世間とのギャップ

卒園までわずか6ヶ月の園生活

4歳になると、近所の子と少しずつ仲良くなり、
5歳でやっと保育園に通い始めました。

とはいえ、入園できたのは卒園の半年前。
つまり、たった6ヶ月間だけの園生活。
社会との関わりを、ほんの少しだけ練習できたような時期です。

戸惑いと、ほんの少しの孤独

保育園に通うようになってからも、5歳の私は何度も恥ずかしい思いをしました。

  • 椅子にうまく座れない(和室育ちで椅子文化がなかった)
  • お昼寝ができない(家にそういう習慣がなかった)
  • なんとなく笑われている気がする(余所者っぽい空気)

子どもながらに「自分だけ、ちょっと違うのかも……」
そんなことをうっすらと感じていました。

でも、何が正しくて、誰に聞けばいいのかもわからない。
教えてくれる大人もいなくて、ただぼんやりと感じながら
そのまま成長していったような気がします。

また次回、続きを書かせてください

このあたりの話は、まだまだ続きがあるのですが、
少し長くなってしまったので今日はこのへんで。

また次回、続きを書かせてくださいね。

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